CATEGORY 05 / 10 KNOCKS

MCP / API連携
── ClaudeCodeを既存SaaSの司令塔に

Slack / Notion / Google Workspace / GitHub / Stripe / Calendly / Zapier。会社の業務ツール群をClaudeCodeから直接操作できる状態に仕上げる10ノック。ツールを切り替える時間がゼロになる。

CAT 05 / 10 KNOCKS

▼ このカテゴリの10ノック

  1. Slack MCP ─ メッセージ検索・投稿・DMまで操る
  2. Notion MCP ─ DB読み書き・ページ作成を完全コード化
  3. Google Workspace MCP ─ Docs/Sheets/Drive/Calendar/Gmail
  4. GitHub MCP ─ PR作成・Issue起票・コードレビュー
  5. Stripe MCP ─ 請求書作成・決済管理
  6. Calendly / Zoom MCP ─ 予定と会議を自動調整
  7. Zapier / Make 代替 ─ ClaudeCodeで自前ワークフロー
  8. 自社API を MCP化する ─ 社内システム接続
  9. MCP 同時接続の整理術 ─ 10個以上の管理
  10. ダッシュボード統合 ─ 全SaaSを1画面で見る
KNOCK 41 / CAT 05

Slack MCP ─
メッセージ検索・投稿・DMまで操る

Slackを"窓を開いて見に行くもの"から"Claudeに任せるもの"へ。過去メッセージ検索、自動投稿、DM返信、チャンネル作成まで全部MCP経由。

🎯 このノックが解く問題

Slackの通知に1日100回引き抜かれる経営者の集中力を取り戻す。"重要DMだけClaudeに判定させて拾い上げ"、それ以外は後でバッチ処理、という運用に。

✅ 実装ステップ

Step 1 — Slack App 作成 & トークン取得

api.slack.com で App作成 → chat:write / channels:read / users:read / im:read 等のscope付与 → Bot Token取得。

Step 2 — MCP追加

claude mcp add slack --url "https://mcp.slack.com/..."

Step 3 — スキル化

.claude/skills/slack-digest/SKILL.md

朝9時:
1. 自分がメンションされた昨日のメッセージを全て取得
2. 重要度判定(Priority / FYI / 雑談)
3. Priorityだけを要約してメールに送信

CC講座第2回で僕は「カレンダーに明日12時に会議登録して、とAIに話しかけると、MCP経由でリクエストが送られて登録がされる」と説明しました。SlackもNotionも同じ原理。APIを直接叩くコードは不要、人間の言葉で指示できます。

🚨 ハマりポイント3つ

  • scope付与不足:最初はchat:write / channels:historyから始める
  • 過度な投稿:botによる投稿が煩雑化しないよう頻度制御
  • DM権限:DMにアクセスさせると機微情報も読まれる。最小権限で
KNOCK 42 / CAT 05

Notion MCP ─
DB読み書きとページ作成を完全コード化

Notionに貯めた情報が"書き込む"も"読む"も自由自在。タスクDBへの起票、顧客DBの検索、ドキュメント新規作成、全部ClaudeCodeからコントロール。

🎯 このノックが解く問題

Notionは素晴らしいが"画面を切り替えて操作する"コストがある。MCP経由ならClaudeに指示するだけで全操作。ブラウザを開く必要ゼロ。

✅ 実装ステップ

Step 1 — Notion Integration 作成

notion.so/my-integrations で作成 → 対象DBの"Connect"から接続 → Secret取得。

Step 2 — MCP追加

claude mcp add notion --url "..." --token "$NOTION_KEY"

Step 3 — タスク起票スキル

手順:
1. 議事録 or Slack 発言からタスク抽出
2. Notion タスクDBに起票
   - Title, Assignee (People), Due (Date), Priority
3. 担当者にSlackメンション通知

僕のCC講座のナレッジは全てNotionに入っていて、cmkiller-crud(自作スキル)でClaudeから検索しています。Notionに情報を入れておけば、"あの案件どうなってる?"に秒で答えが返ってくる状態になる。

🚨 ハマりポイント3つ

  • DBのスキーマ変更:プロパティ名が変わるとスキルが動かなくなる
  • 権限範囲:Integrationに接続許可するDBは必要最小限
  • 大量取得時のrate limit:ページング対応必須
KNOCK 43 / CAT 05

Google Workspace MCP ─
Docs/Sheets/Drive/Calendar/Gmail

Google Workspace は中小企業の背骨。Docs / Sheets / Drive / Calendar / Gmail を全部ClaudeCodeから直接操作できれば、メール読み書きも資料整形も瞬時。

🎯 このノックが解く問題

Google Workspace内ツールは連携が強い分、"Chromeで6-7タブ切り替え"が日常業務の実態。MCPで抽象化すれば、画面切替の時間ゼロに。

✅ 実装ステップ

Step 1 — OAuth設定

Google Cloud Console でプロジェクト作成 → OAuth 2.0 クライアントID発行 → 必要なscope付与。

Step 2 — 公式MCP追加 or 自作

公式 @modelcontextprotocol/server-gdrive がある。Sheets/Gmailは別サーバーの組み合わせ。

Step 3 — 毎朝のタスク

/morning-brief を実行:
1. Gmail 未読メールの要約
2. Calendar 今日の予定
3. Drive "今週更新された重要ファイル" リスト
4. Sheets KPIダッシュボードの現在値

→ 1つのテキストにまとめてClaudeがブリーフィング

僕のプロジェクト構造で、Google Drive の会議録画を自動で取得して処理するパイプラインを組んでいます(gdrive-dl スキル)。Zoomから直接じゃなく、Driveに保存されてから取るのが一番安定。

🚨 ハマりポイント3つ

  • OAuthの期限切れ:refresh tokenの更新ロジック必須
  • scope過剰付与:Gmail Full はとくに警戒
  • Sheets API の行制限:大量取得はBigQuery経由が安定
KNOCK 44 / CAT 05

GitHub MCP ─
PR作成・Issue起票・コードレビュー

エンジニアだけじゃなく非エンジニアの経営者も GitHub MCP を入れれば、社内の開発状況を把握できる。"今週のPR要約" "マージ予定のリスク項目" を自動ブリーフ。

🎯 このノックが解く問題

経営者が"開発チームが今何をしてるか"わからない状態は、スタートアップの致命傷。MCPでGitHub状況を読めば、CTOに聞かずに週次進捗が見える

✅ 実装ステップ

Step 1 — Personal Access Token発行

GitHub Settings → Developer → PAT。repo / read:org / read:project

Step 2 — MCP追加

claude mcp add github --type stdio --command "npx -y @modelcontextprotocol/server-github"

Step 3 — 週次開発ブリーフ

/dev-weekly:
1. リポジトリ全体で今週のPR一覧取得
2. マージ/オープン/クローズを分類
3. 各PRの概要(diff主要点)を要約
4. "ビジネス影響度"の推定
5. 経営者向けに1ページ化

僕の自作スキル bot-setting-crudutage-crud も、全て GitHub で管理してます。GitHub MCPを使えば、"昨日のコミットどうだった?" とClaudeに聞くだけで進捗が見える。開発者にとっても経営者にとっても強力。

🚨 ハマりポイント3つ

  • private repo アクセス:PATのscopeを絞る
  • 大規模リポジトリの全量取得:期間指定必須
  • コード要約の質:ファイル拡張子・パスで重要度フィルタ
KNOCK 45 / CAT 05

Stripe MCP ─
請求書作成・決済管理

決済SaaS Stripe は B2B/B2C のお金の動脈。請求書発行、顧客管理、サブスク管理、すべてClaudeCodeから。

🎯 このノックが解く問題

経理担当者が Stripe ダッシュボードを毎日開いて手作業するのは20世紀。MCP経由で発行 / 確認 / 集計 / レポートを自動化。

✅ 実装ステップ

Step 1 — Stripe API Key取得

test環境から開始。secret keyは必ず環境変数で管理(K06)。

Step 2 — MCP接続 or SDK経由

公式MCPがある場合はそれを、ない場合はStripe Node SDKを使うスキルを自作。

Step 3 — スキル化

/invoice-create <顧客名> <金額>:
1. 顧客DBで顧客IDを特定
2. Stripe で請求書作成 (30日期限)
3. 請求書PDFのURLを Slack に投稿
4. Notion請求DBに記録

請求処理は"正確性が命"。Stripe APIでスキルを作った後、必ず test モードで10件流してから本番。失敗すると顧客信頼を失うから、K27の失敗ログ運用がここでも効く。

🚨 ハマりポイント3つ

  • test / live モードの取り違え:APIキーの prefix で確認
  • 冪等性キー:重複請求を防ぐため Idempotency-Key 必須
  • Webhookとの連動:決済成功時の自動アクションも設計
KNOCK 46 / CAT 05

Calendly / Zoom MCP ─
予定と会議を自動調整

"このメールの人と面談日程調整して"の一言で完結。Calendly で候補提示、相手が選択、Zoomリンク自動発行、Slackリマインド、全部自動。

🎯 このノックが解く問題

日程調整は経営者の時間泥棒トップ3。Claude + Calendly + Zoom の3点セットで、"調整している時間がゼロ"の状態に。

✅ 実装ステップ

Step 1 — Calendly API Key取得

Step 2 — 日程調整スキル

/schedule-meeting <相手のメール> <用件>:
1. Calendlyで空き30分枠を次週から取得
2. 候補URLを生成し Gmail MCP で相手にメール送信
3. 予約確定時にZoomリンク自動発行
4. 前日/当日にSlack自動リマインド

Step 3 — 会議後の自動処理

Zoom録画ができたら自動で文字起こし→議事録→Notion起票(K12連動)。

CC講座の個別セッションはこの仕組みで回してます。受講生が申込→Calendly自動調整→Zoom発行→リマインド→録画→文字起こし→cmkillerに投入。僕はセッション本体にだけ集中すればいい

🚨 ハマりポイント3つ

  • TZの扱い:相手が別地域ならJST/PST両方明示
  • 重複予約:Calendly側でバッファ時間を必ず入れる
  • Zoom Pro以上必要:録画/文字起こしはPlan制限あり
KNOCK 47 / CAT 05

Zapier / Make 代替
ClaudeCodeで自前ワークフロー

月数万円のZapier課金、実はClaudeCodeで代替できます。トリガー → 条件分岐 → アクションのZap数個分なら、スキル1本で賄えて、しかもコスト激減。

🎯 このノックが解く問題

Zapier / Make / n8n は便利だが、"タスク数課金" で規模に応じて爆発する。頻度高く動かしてる Zap はClaudeCodeのスキル + cron に置き換えると月額コストがゼロに近づく。

✅ 実装ステップ

Step 1 — 置換候補Zapを棚卸し

月1000タスク以上の Zap を優先。少ないZapはZapier維持が合理的。

Step 2 — スキル + cron化

# 例: 新規問合せ → Slack通知 Zap の置換

.claude/skills/contact-forward/SKILL.md:
1. Typeform API で最新回答取得
2. Slack #sales にフォーマット投稿
3. Notion顧客DBに新規行追加
4. 営業担当にDM通知

crontab:
*/5 * * * * claude --prompt "/contact-forward"

僕の自作スキル x-to-utage-flow は7つのツール(Xスレッド生成→UTAGEシナリオ作成→LINEステップ配信→mtid発行→bot-setting自動返信)を1コマンドで統合。これ全部Zapierでやろうとしたら月数万円+複雑性MAXです。

🚨 ハマりポイント3つ

  • エラー時の通知:cronの失敗を知る仕組みが必須
  • デバッグのしにくさ:Zapier にあるログ機能を自前で作る必要
  • GUI管理できない:非エンジニアに引き継ぐときの負担
KNOCK 48 / CAT 05

自社APIをMCP化する
社内システム接続

公開MCPサーバーがないSaaSや、自社オリジナル内部システムも、MCPサーバーを自作すればClaudeから叩けるようになる。全ての社内データを統合。

🎯 このノックが解く問題

会社の本当のデータは"自社システム"にある。顧客DB、受発注システム、在庫管理。これらをClaudeから直接操作できれば、情シス経由の依頼が激減する。

✅ 実装ステップ

Step 1 — MCP SDK でサーバー構築

npm install @modelcontextprotocol/sdk

# server.ts
import { Server } from "@modelcontextprotocol/sdk";
const server = new Server({ name: "my-company", version: "1.0.0" });

server.tool("get_customer", { customer_id: "string" }, async (args) => {
  return await db.customers.find(args.customer_id);
});

Step 2 — ClaudeCodeに登録

claude mcp add my-company --type stdio --command "node /path/to/server.ts"

Step 3 — セキュリティ設計

認証(Bearer token等)、権限分離(read only / read-write)、監査ログ(誰が何を叩いたか)は必須。

僕の cmkiller-crud は本来 CMKiller(cmkiller.vercel.app)の REST APIクライアント。これを完全に MCPサーバー化すれば、Claude が直接 "この勉強会の発言を引用して" と言うだけで引ける。次のバージョンで実装予定です。

🚨 ハマりポイント3つ

  • 認証:Bearer token を必ず入れる。開発者権限ゼロで動かすのは危険
  • 過剰権限付与:MCP tool は read_only / write で分離
  • Rate limit:ClaudeCodeが大量連打する可能性。サーバー側で制御
KNOCK 49 / CAT 05

MCP同時接続の整理術
10個以上の管理方法

MCPを10個20個入れるとClaude のコンテキスト消費が激増します。プロジェクト単位で必要なMCPだけロードする運用が肝。

🎯 このノックが解く問題

全MCPを常に全部ロードすると、Claudeが混乱するのと、トークン消費が跳ねる。"このプロジェクトではこのMCPだけ"に絞る設計が必要。

✅ 実装ステップ

Step 1 — プロジェクト単位の .mcp.json

# project-a/.mcp.json
{
  "mcpServers": {
    "slack": {...},
    "notion": {...}
  }
}

# project-b/.mcp.json
{
  "mcpServers": {
    "github": {...},
    "stripe": {...}
  }
}

Step 2 — グローバルMCPは最小限

~/.claude/mcp.json には本当に毎日使うもの(filesystem, browser)だけ。

Step 3 — MCPの動作テスト

プロジェクト起動時に claude mcp list で現在ロード中のMCPを確認する習慣。

僕は50以上のスキルを運用してますが、MCPは用途別に絞り込んでます。例えば"CC講座プロジェクト"ではSlack/Notion/Google Drive/UTAGE公式MCPのみ。他は別プロジェクトで。MCPは"揃えた量"ではなく"使い切れる量"が正解。

🚨 ハマりポイント3つ

  • どのMCPを入れているか忘れる:CLAUDE.md に一覧を書く
  • グローバル汚染:個人用をグローバルに入れすぎない
  • MCP間の責務重複:Notion MCPとfilesystem MCPで似た機能など、整理する
KNOCK 50 / CAT 05

ダッシュボード統合 ─
全SaaSを1画面で見る

Slack / Notion / Stripe / GitHub / Calendly / Google Sheets ──を個別に見に行くのは非効率。ClaudeCodeが全部を横断要約する"オーケストラ視点"の仕組み。

🎯 このノックが解く問題

各SaaSのダッシュボードを見る時間の合計が、実は毎日1-2時間。Claudeに横断要約させれば、"今日のビジネスの全体像"が5分で把握できる。

✅ 実装ステップ

Step 1 — /daily-dashboard コマンド

手順:
1. Slack MCP: 重要メンション取得
2. Notion MCP: 今日の期限タスク
3. Stripe MCP: 昨日の売上/解約
4. GitHub MCP: 進行中PR
5. Google Sheets: KPI数値
6. Calendly: 今日の予定

→ 1枚のブリーフに統合してSlackに投稿

Step 2 — 異常検知

各指標に閾値を設定。"前日比-20%以上"等で🚨マーク自動付与。

Step 3 — 週次レポート化

日次ブリーフを週次で集計し、トレンドとして可視化。

僕の作業フローの頂点に、このダッシュボードスキルがあります。朝起きて Slack を見ると "今日のブリーフ" が届いている。そこに全ての重要情報が集約されているから、1日の判断スピードが5倍違います。

🚨 ハマりポイント3つ

  • 情報量が多すぎて読まれない:優先度3件+それ以外は折りたたみ
  • 生成時間が長い:各MCP呼び出しを並列化
  • 閾値の調整:月次で調整し、アラート疲れを防ぐ

CAT 05 完了。
ClaudeCodeがあなたの司令塔になりました。

全SaaSをClaudeから操れる状態です。次はCAT 06 ─ プロンプト設計。気分で結果が変わるプロンプトを卒業する10ノック。

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